マイホーム購入時に住宅ローンを借り入れますよね。
現金一括で購入する人はそういないかと思います。
マイホーム購入時に、万が一に備えて団体信用生命保険に加入する方がほとんどでしょう。

その団体信用生命保険は、「生命保険」のひとつです。つまり、加入するには健康状態を告知することが必要なのです。
持病があると告知事項に該当し、団体信用生命保険に加入できない場合もあります。

では、持病がある人が団体信用生命保険に加入できなかった場合、住宅ローンを借り入れることはできないのでしょうか。

【団体信用生命保険の告知】
先にも述べましたが、団信は生命保険のひとつです。
契約をするためには、一般的な生命保険と同様の告知が必要になります。
告知内容は、下記３つからなっています。

１．最近3か月以内に医師の治療（指示や指導を含みます）、投薬を受けたことがありますか。
２．過去3年以内に告知が必要な傷病で、手術を受けたことまたは２週間以上にわたり医師の治療（指示や指導を含みます）、投薬を受けたことがありますか。
　　※「告知が必要な傷病」の項目は割愛させていただきます。
３．手や足の欠損または機能に障害がありますか。または、背骨（脊柱）、視力、聴力、言語、そしゃく機能に障害がありますか。

上記は一例ですが、上記の中で「はい」または「いいえ」で回答していきます。
「はい」があった場合、詳細を記載していきます。

告知事項の内容について、団信を引き受ける保険会社が「引き受けできない」と判断すると、団信には加入できません。
もし、団信がセットになっている住宅ローンで審査を受けていたら、団信への加入が出来ないことでローンの審査が通らないことがあります。

【団信へ加入できなければ、ローンが組めないのか】
団信へ加入できなくても住宅ローンを組む方法はあります。
そのひとつとして、フラット３５があります。
このフラット３５は、団信とローン、別々に加入する仕組みになっています。

団信へ加入せずとも融資のみ受けることが可能です。
なので、ローンの借入金額に合わせた死亡保障を別途用意することで団信の代わりになります。

合わせてコチラも読んでみてください。
・精神的な病気だと住宅ローンを組めない？
・糖尿病の人は団体信用生命保険に入れない？

団信なしでも住宅ローンを組む手立てはあります。
マイホームを諦めずに、自分に合った方法で保障を確保しましょう。
団信に加入できなくても、現在はいろいろな方法があるので、他にも相談してみてください。