専業主婦(主夫)に保険は必要か
更新日:2017/10/16
ご夫婦、またはご家族で保険を検討される際に、専業主婦(主夫)の方にも保険に加入してもらうべきか、
悩まれる方も少なくはありません。
世帯主に比べて収入が少ない専業主婦(主夫)の場合、ケガや病気で入院したとしても収入が減るというリスクが小さいため、
保険加入するべきかどうか皆さん一旦考えるようです。
しかし、考えてみてください。
お金の収入はないにしろ、家事や育児、買い物など労働はかなりのものです。
内閣府は、無償労働ではあるものの、金銭的な価値のある労働として、専業主婦(主夫)の評価を計算したものがあります。
なんと、その額は、年収440万円以上にもなるのです!
現金としての収入にはなりませんが、家庭内での労働はそれだけの価値がつくということですね。
そこで、もう一度考えてみてください。
主婦(主婦)がケガや病気で入院してしまったとき、家事や育児を代わりに行わなければいけません。
家事も育児も配偶者がカバー出来れば一番いいですが、仕事もあるため、家事育児にかかりっきりになるわけにもいきません。
親族が近くに住んでいれば、手伝いをお願いできますが、いない場合は家事代行や一時保育、ベビーシッターなど、
専業主婦(主夫)の仕事を外注しなければいけません。
こうした外注は、かなりお金がかかります。
またそれとは、別に意外なところでも出費が大きくなっていきます。
それは、食費です。
配偶者の方が、仕事帰りに買い物をして、自炊が出来ればベストですが、
仕事だけでも大変なのに、更に買い物と自炊となると負担はかなり大きくなります。
すると、外食になったり、コンビニやスーパーでお弁当やお惣菜を買うことになるでしょう。
当然、自炊よりも食費が上がります。
専業主婦(主夫)の方の保険を考える時、
医療費や差額ベッド代を貯蓄から支払えばいいから保険加入はしなくてもいいと考えがちですが、
主婦(主夫)が不在になると、思わぬところで出費がかさんでいくので、
そういったことも考えて、保険加入をしておいた方がいいかと思います。