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保険証券は請求しない限りただの紙切れ

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保険証券は請求しない限りただの紙切れ

保険証券は請求しない限りただの紙切れ

更新日:2018/02/19

1.「箪笥貯金」ならぬ「箪笥保険」!!

「箪笥預金」という言葉はご存知でしょうか。
「箪笥預金」とは、「銀行などへ預金せずに、自宅で保管している現金や財産」
のことで、公には管理されていないというところがポイントになります。

保険にも「箪笥保険」というものがあります。

家族の誰にも知らせずにこっそりと入ってしまっている保険。
会社でなんとなく加入してしまった、満期になったら使いたい用途があるなど、実は箪笥保険を持っている方は多いものです。

 

2.実は万が一の時に損になってしまうことも

例:Aさん(ご主人)・・・死亡保険2000万円
死亡保険3000万円(会社の保険の勧誘で小遣いの範囲で入っているので、妻には特に伝えていない)

こういう場合に、万が一、Aさんが不慮の事故で亡くなってしまったとします。

当然、奥様は2000万円の死亡保険の存在は知っているので、悲しみくれながらでも、今後の生活のために請求するでしょう。
しかし、3000万円の保険に入っていることは、Aさん本人以外誰も知りませんので請求する人はいません。

3000万円は誰からも請求されず、保険会社に保険料を払っているだけで終わってしまった状態ということになります。
これは折角の積み重ねが損になってしまいますよね。

 

3.保険の時効は3年間

保険はすぐに使わないと失効してしまう訳ではありません。
このケースのような場合に、後から保険証券が見つかったとします。事由が生じた日の翌日から3年以内であれば、保険会社に請求し保険金を受け取ることができます。
逆に、3年間を1日でも過ぎてしまうと、保険を請求する権利は消滅してしまうのです。

保険金請求はあくまで権利であり、保険証券はその大切な覚え書きなのです。

保険の存在自体を把握し、請求する可能性のある方が誰でも分かるような保管方法や内容の把握が大切になってきます。

保険金は請求しなければ支払われません。そして、保険証券は請求のために使わなければ、ただの紙切れになってしまうのです。

保険金は自分の大切なお金の中から積み立てた、自分や家族を守るためのお金です。

そのようなことにならならないよう、定期的な保険の契約や保険証券の管理の見直しやご家族での情報の共有をお勧めします。

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