妊娠・分娩時の民間の医療保険は使えるの?
更新日:2017/11/06
妊娠や出産はお金がかかります。
少しでも援助や補助があるのなら…と考える方も多いでしょう。
今回は民間の保険についてご説明します。
【定期健診の医療費は全額自費】
公的な援助がある場合もあります。しかし、今回は民間の医療保険についてということです。
民間の医療保険に「通院」という項目がありますが、妊娠の場合の定期健診はこの通院には入りません。
妊娠は病気ではないため、定期検診などは通院には含まれないのです。
つまり、検診は全額自費となります。
【医療保険が適用される場合の妊娠や出産】
民間の医療保険でも適用される場合があります。それが、通常ではないトラブルに見舞われたときです。
例えば、帝王切開や子宮外妊娠の出産などがそれにあたります。
判断の基準として、通常妊娠・通常分娩による入院ではなければ、民間の医療保険の支払い対象となります。
出産時のみではなくても、切迫早産や切迫流産、妊娠悪阻、妊娠高血圧なども対象となるケースもあります。
妊娠や出産に関して保険適用となるか否かは保険会社が「給付金請求書類」を見て、保険会社の判断となります。
まずは、加入されている保険会社へ直接聞くのが一番でしょう。
妊娠や出産は全員正常に分娩できれば一番いいかもしれませんが、自然の摂理なのでいつ何がおこるかわかりません。
民間の医療保険は、何かトラブルが起きたとき、通常とは違ったケースになってしまったときに、
お金の面で心強いものになります。