認知症に備える保険はあるのか?
更新日:2017/10/24
年を重ねていくと、不安になるのが認知症になったときです。
もちろん自分がなったときもそうですが、配偶者や両親など認知症は身近に感じる病気です。
認知症になると、診察や検査、薬、場合によっては介護サービス費用などお金がかかってきます。
それ以外でも同居する場合はバリアフリー化するためのリフォームや、
介護サービスを受けるにしても費用はかかるものです。
いざ自分の身近な人が認知症になってしまったとき、充分なケアをしたいものです。
しかし、わかっていても認知症患者を支える家族にとっては心身ともに負担がかかります。
もちろん経済的にも負担が増えます。
そこで、お金の心配だけでも小さく出来るように保険で備えることも考えておきましょう。
【認知症への準備が出来る保険】
器質性の認知症を保障する保険が最近各社から出始めました。
器質性認知症とは、脳の組織の変化による認知症のことです。
例えば、アルツハイマーや脳血管性認知症、パーキンソン病による認知症、ヤコブ病の認知症などがそれにあたります。
初めて器質性認知症に該当し、意識障害のない状態で、所定の見当識障害があると診断が確定され、
かつ、その状態が180日以上継続したときに、「認知症治療給付金」を受け取れるといった保険です。
【受け取れる認知症治療給付金の金額】
30万円、50万円、100万円、200万円、300万円のプランがあります。
しかし、契約から1年間は給付金額が半額に削減される場合もあります。
この給付金があることで、治療費にあてたり、介護サービスにあてたりと、
少しでも安心して暮らすことが出来るよう、お金を確保することが出来ます。