地震のときに使う保険というとまず思いつくのは火災保険と地震保険ですよね。
2011年3月11日東北地方太平洋沖地震から、火災保険や地震保険の大切さについて学んだ方も多いのではないでしょうか。
建物と家財の保険は別であったり、地震による火災や津波被害は地震保険に加入していないと補償が受けられないことなど。

では、地震があった際、自動車保険はどうなるのでしょうか。

地震で自動車が壊れてしまった場合、保険で対応が出来るのか気になるところです。
大地震が起こった際には、車が壊れることも想定できます。

しかし、残念ながら自動車保険では地震による被害は保障されません。

またどの保険会社でも地震による損害を補償してくれる商品はありません。
ですが、自動車を失ってしまった場合、住宅と同じように大きな損害となります。
この損害をカバーできるものがないのかと不安になってしまいますよね。

自動車保険に付帯できる特約でカバーが出来ます。

保険商品によって名称は違いますが、
「地震・噴火・津波危険車両全損時一時金」「地震・噴火・津波車両特約」などという名前で、
自動車保険に付帯することが可能です。

これは地震によって損害があった場合、決められた一定の金額が補償されるものです。
だいたい50万円と設定している商品が多いようです。

車両保険は、修理に必要な実損額が支払われます。つまり、全損した場合設定していた保険金額の全額が支払われます。
しかし、地震の特約は支払い条件に合致した場合、実損ではなく定額が支払われます。

全額ではなく定額の為、全てをカバーすることはできません。

しかし、次の自動車の頭金にしたり、被災時の足代などに充てることもできます。

またこの特約を付帯した場合の保険料は数千円の場合が多いです。
大きな損害ほど保険でカバーすることが1番です。
是非、現在の自動車保険を見直してみてください。