頭ではわかっているものの、いざ交通事故にあってしまったらパニックになるかと思います。

交通事故では気分の立場によって、最初に相談するべき場所が変わります。
立場というのは、交通事故で自分が「加害者」なのか、「被害者」なのかです。

【立場が加害者の場合】
・自動車を運転中に歩行者にケガを負わせてしまった。
・自転車で歩行者に衝突してしまった

自動車保険や自賠責保険に加入していれば、その保険会社へまず報告しましょう。
その後は保険会社が、相手の方との交渉を行ってくれます。

当人同士で交渉をすると違ったもめごとに発展する場合があります。
必ず交渉は保険会社の人に入ってもらいましょう。

【立場が被害者の場合】
・歩行中に自転車と接触し、ケガをしてしまった
・歩行中、交通事故に遭いケガを負った

加害者が自動車保険に加入していれば、加害者と直接話すのではなく、加入先の保険会社が交渉相手になります。
保険会社から示談の話や、賠償金や治療費など費用の金額が提示されます。

しかし、その金額が妥当かどうか自分で判断するのに迷うことがあります。

しかし自分の加入している保険会社が提示された金額が妥当かを見極めてくれることもありません。
大変ですが、自分で判断するしかないのが実情なようです。

【交通事故に遭った時の注意点】
ある程度の基本的な知識を持つことも大切です。
しかしもっと大切なのは、そういうときに信頼できる相談相手がいることです。

金額や細かい金額の算出方法などは覚えなくていいのです。ただ基本的なおおよその金額や、
一般的なことを知っておくことが必要です。
加害者側の保険会社によっては、無知をいいことに低い条件しか提示しないということもあるからです。
被害に遭った上に、低い条件で呑んでしまったら損しかしません。

交通事故はいつ誰が遭うかわかりません。
自分がどちらの立場になっても大丈夫なように一般的な基礎知識だけでも覚えておきましょう。